節約できない理由とは

節約はダイエットと似ていますが、過度な節約は過度なダイエットと同じで、リバウンド(浪費)してしまう恐れがあります。何度も節約して失敗した経験はないでしょうか?節約は考え方次第では本当に簡単にできます。
この記事では、まずは3万円というお金を節約で簡単に貯める方法について解説していきたいと思います。少しでも皆様の節約の参考になれれば幸いです。節約を本格的に始める前に節約できない本当の理由について考えていきます。
収支のバランスが取れていない

節約をする前に、収入と出費のバランスを考えてみてください。もし収支のバランスが取れていないのであれば、速やかに改善するようにしましょう。この見直しだけでも十分お金を節約することが可能です。
生活費内訳 | 理想の割合 | 収入20万円の場合 | 収入30万円の場合 |
食費 | 15% | 3.00万円 | 4.50万円 |
住居費 | 25% | 5.00万円 | 7.50万円 |
水道光熱費 | 8% | 1.60万円 | 2.40万円 |
生活雑貨 | 2% | 0.40万円 | 0.60万円 |
被服費 | 3% | 0.60万円 | 0.90万円 |
医療費(保険料) | 4% | 0.80万円 | 1.20万円 |
交通費・通信費 | 7% | 1.40万円 | 2.10万円 |
教育費 | 5% | 1.00万円 | 1.50万円 |
教養・娯楽 | 3% | 0.60万円 | 0.90万円 |
その他(お小遣い含) | 8% | 1.60万円 | 2.40万円 |
貯金 | 20% | 4.00万円 | 6.00万円 |
合計 | 100% | 20.00万円 | 30.00万円 |
この生活の内訳は、お金を節約する上で、無理なく続けられる各出費の割合です。ご自身の収入(手取り)と照らし合わせて、節約する箇所を判断していくといいと思います。
節約スタイルによって割合は変わりますが、食費、住居費、保険料の割合が高いのであればお金の節約ができる可能性は十分にあります。
浪費を抑える節約法
使いすぎているといくらお金があっても節約できません。節約できないということはお金が貯まらず、貯金ができないということです。もし収入があって節約できない場合は浪費自体の見直しを考えてみましょう。
生活の水準が下がらない

一度お金を稼いだことがある人は、生活水準を下げられず、困っている人もいます。生活水準が収入に比べ高いとお金は貯まらず、節約も困難になります。節約と貯金は所得が多い少ない関わらず、足りないと感じる方は意外にいます。
私の知り合いにも毎月100万円ほどのお金を稼いでいる人がいますが、全く貯金(節約)ができないという人もいました。これは、生活水準を下げられないことが原因です。もし、当てはまっている方は、生活水準を下げる努力をしてみてください。
生活水準を見直す節約法
生活水準は、簡単に下げれるものではありません。ですが、どうしても収支のバランスが悪く節約できないのであれば、見直さなければいけません。今のタイミングで見直し節約してみてください。
人の心理を理解できていない

人の心理とは、あるものを使い込むという性質があります。余ったお金を貯金(節約)しようと考えているうちは全くお金を貯金(節約)できません。たとえば、急な出費で3万円ほどお金が必要になっても、どうにか生活はできます。
給料が予想より少なくてもどうにか生活できます。このように、節約してお金を貯金する方法は、人の心理を逆手に取り、先に使えない箇所にお金を移すという節約術が最も効率がいいのです。
貯金(節約)できているほとんどの人が、先に貯金額を決め、使えない箇所に移しています。
節約はできなくて当たり前
お金の節約は、できない人が大半です。それは節約方法が間違っているだけで、決して節約できない=浪費者というわけではりません。考え方を見直し、お金の節約法をしっかり理解すれば誰もが節約できます。今日から節約マスターを目指していきましょう。
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節約を実践しても続かない理由とは

先に、お金を節約できない理由について解説しました。上記でも解説している内容が当てはまり、お金の節約ができない人はぜひ考え方を見直してみてください。
ここからは、節約を一生懸命しているにもかかわらず、お金が貯まらない人の理由について解説します。節約しているにもかかわらずお金が貯まらない方は参考にしてください。
ストレスのある節約をしている
冒頭にも解説しましたが、節約はダイエットに似ています。過度なダイエット(炭水化物ダイエットなど)過度に制限をしたりすると、一時的にダイエットに成功しますが、反動でリバウンドする可能性も上がります。
それと同じで、過度な節約は、一時的にお金を貯められても、ストレスの反動で浪費してしまう可能性があります。その失敗の繰り返しが、私は節約できない、お金を貯められないという事例を作り出し、節約にチャレンジする精神までなくなってしまいます。
そうならないように、長期的に考えて節約も無理なく続く方法にスライドしなければいけません。節約は、過度にするのでは無く、ストレスの溜まりにくい方法を繰り返すだけなのです。
節約はストレスを感じない程度から始める
節約=無理をしないといけないという考えは捨ててください。まだ節約に成功していない人は、ストレスが少ない固定費の見直しからお金を節約することをおすすめします。
電気や水道代など日常の生活で必要なものをいくら節約しても数百円程度のお金しか節約できません。
それでは、目に見えた節約を実感できず、ストレスだけが溜まるので長続きしないのが現状です。それよりも固定費など必ずかかる大きなお金をどう節約するのかを考えた方が節約効果も絶大で長続きするので、考えを一新していきましょう。
節約の見直しが雑

日々の節約を目標として過ごす人が多いですが、目先の節約だけだと、ゴールが見えないマラソンと同じで長続きしません。長期的にお金を節約するには、3つの目標を設定した方が達成しやすいです。
節約するための長期目標を決める
長期目標といっても10年先の目標を決めて今から節約をするということではありません。長期目標設定の決め方は人それぞれですが、一般的には1年単位で目標設定をしてお金を節約する人が多いと思います。
たとえば、来年の今頃にはお金を節約して20万円節約(貯金)するという目標を設定します。
節約するための中期目標を決める
長期目標を1年後に20万円節約してお金を貯めると設定した場合、中期目標を設定します。中期目標とは目標設定を決めた日と達成目標を決めた日のちょうど真ん中に設定する目標で、今回の場合は6ヶ月後になります。
6ヶ月後に半分である10万円のお金を節約して貯金をするという目標設定をしていきましょう。
節約するための短期目標を決める
長期目標で、20万円の節約をしてお金を貯めるという目標設定をして、6ヶ月後には、10万円の節約に成功してお金を貯めるという目標設定ができました。最後に短期目標である3ヶ月後の目標設定をしていきます。
単純に中期目標と現在の中間が3ヶ月後となるので、短期目標は3ヶ月後という計算になります。事例で挙げた目標の場合、3ヶ月後には5万円の節約に成功してお金を貯める必要があります。あとは、日々の節約スケジュールを決めて、行動していくだけです。
3ヶ月後に5万円を節約をするならば、1ヶ月あたり17,000円のお金を節約をすれば達成できます。
1日あたり600円の節約ができれば、目標は達成です。コンビニでの買い物や、缶コーヒーなど小銭を使う場所に多く行っている人にとっては自然と毎日600円程度のお金を無意識に使っているので、意識して使わないようにするだけで達成できる金額です。

目標設定の方法は上の画像を参考にしてください。節約をするにも、むやみにゴールを決めずにはお金を貯められません。お金を貯める節約をするには、まずはゴールとなる、金額と期限を設定しましょう。目標設定とは願望+期限です。
お金を貯めたい(節約したい)という願望に金額を決めてさらに期限を設定することを目標設定といいます。
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お金を貯める(節約)ための5ステップ

ここからは、節約してお金を貯めるための方法について解説します。私も実際に実践している方法なので、お金を節約したい方におすすめです。慣れれば本当に簡単な節約術です。ここで紹介しているお金の節約術は5つのステップです。
- お金使いの現状を把握して目標設定をする
- 固定費でお金を節約する
- 貯金ができる(節約)成功事例を手に入れる
- お金を増やしてみる(短期)
- サイクルを続ける(目標を実行する)
です。1つずつ紹介していきます。
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